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2016-07-05

いつもとは違う場所で気づくこと~秋田での暮らし


太陽~生命の輝きを感じて

四年間、秋田に住みました。

夫が転勤族のサラリーマンだった時に、辞令を受け、

大阪から引っ越しました。

九州育ちの人間にとって、東北地方の日本海側は、

未知の世界というイメージでした。

気候も風土も、さぞかし違うのであろうと。

 

住んでみた秋田は、とても素敵なところでした。

四月のはじめ、着いた早々に雪の洗礼を受け、子ども達は大喜び。

雪を見慣れない母も、自転車のハンドルに積もった雪を

写真に収めました。

 

梅雨の時期は肌寒く、長袖の服で過ごします。

蒸し暑く、最も憂鬱な季節である九州とは大違いです。

やっと訪れる夏は、数日、夏らしい暑さが続きますが、

長くは続きません。

すぐに秋が来て、長い冬がやってきます。

 

秋田は、温泉に恵まれています。日帰りで、よく訪れました。

秋田美人という言葉が有名ですが、本当に、お肌がとても白いのです。

温泉では、自分がまるで異邦人のように感じたものです。

住んでみて実感したのは、一年を通しての日照時間が、

九州に比べてかなり短いということです。

一年間に浴びる紫外線量が少ないのです。

色白の美人が多いのも頷けます。

 

九州とはまた違う大自然を満喫し、

温かく優しい人々に出会い、かけがえのない友を得て、

四年後、二十年ぶりに長崎に戻りました。

 

秋田に住む前は、夏が苦手でした。

今でも、四季の中では一番苦手です。

ただ、自分の中で変化が起きていました。

夏の太陽を、心地よく感じたのです。

生まれて初めてのことでした。

二十年前も今も、変わらない太陽なのですが、心地よいのです。

強い日差しと、じりじりとした暑さに、

途方もない、太陽のエネルギーを感じるのです。

今を盛りと生い茂る草花が、

生命の輝きに満ち溢れているのを感じるのです。

それまでは、考えたこともない事でした。

 

人の心は、やはり、不思議だと思います。

何一つ変わっていないはずなのに、

それまでと違うように感じることができるのですから。

いつもとは違う場所に身を置くことで、

いままで感じることのなかった大切なものが、

見えてくるのですから。

 

秋田で過ごした素晴らしい日々に、心から感謝します。

 

 

 

 

 

 

 

 


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コメント1件

  • チョコちゃん より:

    何度も何度も読み返しました。
    そのうち、涙が出てきました。

    遠い昔のこと…?なのに、その時の情景、感情をしっかり覚えてるのね。

    心に沁みた事って忘れないよね…
    そうゆうことかも知れないね。

    縁、運命、出会い、偶然…これも人生??

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