太王四神記~週末を待てない旅にハマる

週末を待っていられなかった。ドラマを見返すのは少なくともこれでもう三度目なのに。好きな場面はもっと見たのに。それなのに、週末が待てずに毎日見てしまった。ちゃんと朝は5時に起きて家事をして、夜は仕事もしている。だからいいのだと自分に言い訳を与えて、結局数日かけて全部見てしまった。
どうしてこんなにハマるのだろう、このドラマに。映画はもっぱら洋画派だ。時代物も神話もヨーロッパのお話が好きだ。なのになぜこんなにもハマるのか。神話、転生、強い美男美女、アクション。好きな要素てんこ盛りだからか。
そう問いかけながら実は分かっている。なぜこんなにもこのドラマが好きなのか。それは、登場人物が魅力的すぎるからだ。主役に魅力があるのは当たり前だが、わき役の一人一人が主役級の存在感を持っている。描き出す人間像の奥行がとても深い。
最終話では、そんなわき役達が命を落とす。その場面もすでに何度も見たのだが、今回はこれまでで一番涙してしまった。見るたびに理解の深まる人間像にどっぷり入り込み、感情移入してしまうのだろう。この感情移入こそが、読書や映画鑑賞の醍醐味である。ふつうは主役に感情移入して楽しむのものだが、このドラマには感情移入できる人物が多いのだから楽しみも倍増する。
このドラマの撮影には巨額の費用を投じられたそうだ。それだけに、背景、衣装なども素晴らしい。とにかく色々な面で楽しめるドラマなのだ。
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